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ドキュメンタリー「昭和八十四年」試写会のご案内

 投稿者:林昌幸  投稿日:2009年 7月 3日(金)03時22分8秒
  前略

 私は、今夏渋谷アップリンク及び横浜ジャック&ベティで公開するドキュメンタリー映画「昭和八十四年〜1億3千万分の1の覚え書き」を製作したスタッフの一人で林と申します。
 この作品は、横浜在住の86歳のある男性の生き様(ニューギニア戦線を体験した元BC級戦犯。スガモプリズン釈放後も、その半生を「昭和という時代」に翻弄され続けたが、社会に、自身に力強く向き合いつづけられている)を取材したものです。
 私を含むフリーランスの映像制作業者3人で自主制作し、宣伝・配給も自主(3人)で行っているのですが、ノウハウ・マンパワー等力不足のため、試写会を行っていくにあたり、特にフリーランスで活動されている映画評論家・ライターの皆様へのご案内が出来ず(試写状の送り先が分からず)に悩んでいます。
 そこで、前置きが長くなりましたが、こちらの掲示板を通じて、試写会のご案内ができないものかということで、書き込みしました次第です。

●プレス試写
7/16(木)18:30 〜
7/23(木)15:30 〜
8/ 4(火)16:00 〜
会場は渋谷アップリンクです。
http://www.uplink.co.jp/info/map.html

興味持って頂ける方がいらっしゃいましたら、宛先教えて頂ければ、こちらから招待状をお送りします。上記日程でご都合悪い方は、ご希望あるなら、サンプルDVDをお送りします。

お問い合わせは、e-mail:s84.info@gmail.com まで
(映画公式サイトはこちらです⇒http://d.hatena.ne.jp/s84/
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

                                       草々

http://d.hatena.ne.jp/s84/

 

見逃せません!琵琶法師 山鹿良之 ドキュメンタリー

 投稿者:琵琶法師 山鹿良之 上映実行委  投稿日:2009年 7月 3日(金)01時55分42秒
  山鹿良之師は中世から伝わる語り物芸の伝承者であり、また法話を弾き語る宗教者とし
て、熊本を拠点に活動した最後の琵琶法師とも称せられる稀有な存在でした。日常の姿
と「小栗」を演奏する姿を織りまぜて描いた、日本の非常に古い時代の民間信仰や儀礼
のかたちを捉えた、貴重な映画『琵琶法師 山鹿良之』を、2009年8月に東京で上映い
たします。

2009年8月6日(木)8日(土)の2日間

青池憲司監督ドキュメンタリー映画

『琵琶法師 山鹿良之』

1992年度毎日映画コンクール「記録文化映画賞」受賞
 文化庁優秀映画作品賞受賞

(16mmカラー・80分・1992年オフィスケイエス作品)

会場:中野区野方区民ホール
   両日 各限定248名

前売1000円 当日1200円

定員(248席)となりましたら受付は締め切らせて頂きます。
ご了承下さい。

※ご予約はメールにて受け付けています。
氏名・連絡先・枚数・希望日をお知らせ下さい。

前売チケット郵送または
当日受付での精算・受け渡しとなります。

18:30 開場
     (上映前に監督からの挨拶があります)
19:30 上映

お問い合わせ 琵琶法師 山鹿良之 上映実行委員会
       biwa-houshi@nifty.com

http://biwa-houshi.cocolog-nifty.com/blog/

 

第六の容疑者

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 7月 1日(水)14時31分56秒
   井上梅次「第六の容疑者」、

 高松英郎の探偵はある企業の横流しとそれに関わる経理課長の隠し子問題を脅迫しており、その課長の妻の不倫も脅していた。

 また社長の娘白川由美との結婚を控えた男は社長秘書と出来ていて、それも秘書とは元関係があった高松が脅していた。

 しかしある時高松がガス中毒で殺され、記者の三橋達也と企業社員の宝田明らが警察と共に捜査に乗り出す・・・・。

 前半は横流しや不倫、隠し子問題、愛人問題などを強請る高松の悪漢ぶりと、彼に暴かれて浮き足立っていく後ろ暗い連中のノワール映画のように蛇行的に展開する。

 このまま悪党と後ろ暗い連中が絡み合うパルプノワール映画になるのかと思いきや、高松が殺されてからは一気に犯人探しの推理映画になる。

 つまりこの高松と後ろ暗い連中との絡みはこの推理劇の容疑者紹介編みたいなものだったわけだが、それにしては中々魅力的な東宝ノワールが前半は展開する。

 後半の宝田と三橋を中心とした推理劇展開も中々テンポがよく、徐々に容疑者の容疑が晴れていって結局謎の第六の容疑者を探すことになるが、真犯人のトリックはそれほどのものではないものの、前半の悪女が登場するノワール展開が後半の推理ドラマに大きく関係していたことが発覚する顛末となっていく。

 まあ原作がそうなのだろうが、もうちょっと意外なラストでもいいだろうし、ちょっと呆気なさがなくもないが、やはりテンポのいい犯人探し展開が飽きさせないので中々悪くない描写となっている。

 ノワール映画から推理映画にスイッチする一粒で二度おいしい魅力がなくもない佳作な一篇。
 

第21回 東京学生映画祭*グランプリ上映会

 投稿者:東京学生映画祭☆企画委員  投稿日:2009年 6月30日(火)22時06分11秒
編集済
  ☆第21回東京学生映画祭グランプリ上映会開催☆

5月に開催され大盛況の中、幕を下ろした第21回東京学生映画祭。
多数メディアでも取り上げられた当映画祭にて栄誉あるグランプリと準グランプリに輝いた2作品を上映することが決定しました!!
また、当日は新作「インスタント沼」が公開中の三木聡 監督が来場いたしますので是非足を運んでみてください\(^o^)/

■■■■■■■■■作品紹介■■■■■■■■■■■■

◆グランプリ
「シュナイダー」
 日本大学芸術学部 三代川達
 監督:頃安祐良
あらすじ
人々は光よりも闇を愛した…。
田舎のレストラン。お店の後ろには自殺の名所と言われる森。
そのレストランを営む佐伯の夫、洋一は2週間前から行方不明になっていた…。


◆準グランプリ
「いえのおと」
  早稲田大学 映画研究会
  監督:依田真由美

あらすじ
中学時代に友達だった、まり、しゅん、みつ、ゆう。
バラバラになっていた4人は、22歳の夏、再会する。しかし、それぞれには学生の頃にはなかった悩みを抱えていた。
処女懐妊が発覚したまり、妻に追い出されたしゅん、両親の離婚から立ち直れないみつ、誰にも気を許せないゆう。
不器用な4人が最後に見いだした“いえ”とは…


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◇第21回東京学生映画祭グランプリ上映会◇
 〇日時:7/5(Sun.)
 〇場所:渋谷HUMAXシネマ
               TEL:03-3462-2539
      URL:http://www.humax-cinema.co.jp/
 〇料金:500円(前売り/当日一律)
   ・チケットぴあ にて販売中!
     Pコード:555-395 http://t.pia.jp/cinema/cinema.html 「東京学生映画祭」で検索!
   ・渋谷HUMAXシネマでも発売中です。
 〇開場20:00~
 〇開演20:15~
---------------------------------------------------------------------------------------------------- -------

※※※※※※※※※※※※※
第21回東京学生映画祭
URL:http://www.tougakusai.com/
Mail:tougakusai@gmail.com
※※※※※※※※※※※※※
 

僕は泣いちっち

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 6月28日(日)14時29分16秒
   堀池清「僕は泣いちっち」、

 川地民夫はトラック運転手で兄の近藤宏にトラックをプレゼントされ、恋人の中川姿子と共に東京を後にしようとしていた。

 だが急に兄がトラックの酔っ払い運転をしたとかで死亡。

 そこには恋人の中川も乗っていたらしかったが、中川は姿を消す。

 実は行き付けのバーのマダム、南風洋子が中川を隠していたが、川地は恋人を探す・・・。

 守屋浩の「僕は泣いちっち」の歌謡映画だが、東京に行った恋人への思いを歌う曲なのに映画は東京から去ろうとしている設定で、おまけに中川は川地から離れて香港に売り飛ばされそうになる話なのでちょっと歌の内容と話が違うが、そんなことはおかまいなく守屋浩が川地と懇意の流し役で出演して何度でも映画の中で歌いまくる。

 歌謡映画とのことだが、明らかに犯罪映画であり、川地も近藤も中川もみんなブツの密輸と人身売買に絡め取られていく日活アクション展開である。

 話があまりにスタスタ進むのでテンポが良いともいえるが、逆に妙な事ばかり気にして行動が取れない中川のじれったさがお話を葛藤させており、ちょっともたついた映画にも同時に見える。

 途中別に近藤宏を殺したわけでもないのに南風にそう思いこまされた中川の話を聞いて、川地は助けてやりゃーいいのに、だったらとっとと自首しろとひっぱたいがために後半ややこしい展開になるのだが、しかし映画は見事にハッピーエンド・・・・とこの後半の錯綜は川地の短気のせいにも見えぬでもないが、まあそういうご都合主義展開なのだろう。(苦笑)

ユルい歌謡映画かと思ったらどんどん犯罪映画になっていくところは面白いが、その展開ぶりが見事、とは言いかねる一篇。
 

追悼 長谷部安春

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 6月24日(水)13時47分35秒
   長谷部安春監督が先日亡くなった。

 最初の日活作品「俺にさわるとあぶないぜ」は都筑道夫の原作なのもあって、かなり奇天烈な岡本喜八と中平康と鈴木清順を足したような異色の素晴らしき珍作だったが、その後は実に渋い西部劇的設定のハードボイルド「みな殺しの拳銃」や藤竜也が大きくフィーチャーされた骨太な「野獣を消せ」や「野良猫ロック」シリーズなどを監督して、元々ヤクザ映画よりギャング映画をよく見て愛好していたと言う長谷部監督のセンスがよく出るようになった。

 「あらくれ」のちょっと軽い主人公二人の掛け合いや、「盛り場仁義」の任侠映画なのにどこかチンピラ同時の友情が前面に出ているような変わった作風、また「組織暴力 流血の抗争」の終盤で、殴りこんだ宍戸錠と藤竜也が血まみれになって殺すべき敵のボスを瀕死の状態で待っているちょっと長いシーンの挿入の独特の肩透かしというかクールさなどに長谷部監督の粋なセンスを感じた。

 その後ロマンポルノは苦手ではないかという外部の声を跳ね返すように「暴行切り裂きジャック」や「犯す」でバイオレンスタッチのポルノ路線を開拓したところに長谷部監督の面目躍如というか独自の作家性の復活を思って嬉しかった。

 Vシネマでも「野獣を消せ」や「野良猫ロック」シリーズを再生しているような「ベイサイド・バイオレンス 群狼」や、宍戸錠が登場する日活アクション風の「DANGER POINT 地獄への道」などよかったが、テレビのアクション刑事ドラマでの功績も大きい。

 特に最後にスピンオフを映画化した「相棒」だけでなく、「大都会」や「ワイルドセブン」「探偵物語」や「大激闘」などでのアクションタッチはテレビドラマに「映画」が確実にあったことを顕していたと思う。

 晩年に至るまで現役で活躍され、現場では時に怒鳴り声を上げて活動屋の監督らしい熱さ見せ、松田優作ともぶつかりながらドラマを撮った話も伝え聞くが、日活時代から熱意を持って日本のハーボイルド映画を強く支えてきた長谷部監督のような功労者が亡くなったことはやはりとても寂しいことである。

 長谷部安春監督、ご冥福をお祈り致します。
 

曙荘の殺人

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 6月21日(日)13時50分47秒
   野村浩将「曙荘の殺人」、

 小暮実千代はある芸術家の家に行くと男が死んでいたが、自宅へ帰ると夫の佐野周二に私がその男を殺したと言い出し逮捕される。

 その後裁判が始まり、品川隆ニの弁護人は捜査をしていくが、死んだ男と小暮の娘の関係などが発覚し、男を挟んで娘と母の三角関係の疑惑なども出てくるが・・・。

 曙荘というとなんとも小さな安アパートっぽいが、そんな感じではなくそれなりのマンションでの殺人事件が描かれている。

 小暮が誰かをかばっての自供であることは最初から薄々わかっているが、それが娘をかばってのことなのか何なのかがちょっとだけ謎を呼ぶ展開となっている。

 一応品川隆ニが探偵役だが、時代劇の時のような明朗快活なキャラではなく随分真面目なキャラとなっていて、基本的には法廷もののリーガルサスペンス映画と言える。

 推理ものとして見るとそう斬新でもないし、後半になって真犯人がミスとなる発言をしたことに自分で気がついて焦り出す描写も入れているので、一応ラストは逆転法廷みたいな展開とはなるが、別にどんでん返しって感じでもなく、というか映画の描写自体がラス前にネタを割ってしまっている。

 それなりに容疑者が色々出てきて、犯人であるかどうかの真偽が問われる描写が連続するので飽きさせずには見せるが、もっと多少あざとくてもいいからミステリー映画らしい謎が謎を呼ぶ・・・って展開描写もあったろうとは思わせる。

 またラストでそれまでの予測されうる判決がひっくり返るってのに、いきなり裁判官も検事も品川の弁護士もが急に一緒になって真犯人を糾弾するという顛末は、まあ変わってはいるけどちょっとあっさりしすぎな感も否めない。

 面白くは見てられるが、多少引っかかるところも随所にある一篇。
 

「ヤスクニ映画祭」開催!

 投稿者:「ヤスクニ映画祭」事務局  投稿日:2009年 6月19日(金)13時03分43秒
  管理人様、失礼いたします。掲示板いつも拝見しております。
こんど、「靖国神社」にまつわるドキュメント映画を集めた映画上映会を開催します!
この場をお借りして、紹介させていただけますようお願いします。


●「平和の灯を!ヤスクニの闇へ」映画祭 〜トーク&映像上映〜

とき:7月25日(土)、26日(日)
場所:港勤労福祉会館集会室(第一洋室)
http://www.city.minato.tokyo.jp/sisetu/syoko/kinro/index.html
   東京都港区芝5―18―2  Tel:03―3455−6381
      最寄り駅:地下鉄浅草線・三田線「三田駅」(A7出口)より徒歩1分
上映協力券:1000円(2日間有効)

■7月25日(土)
13:00        開場
13:30〜13:45 トーク 荒井信一(日本の戦争責任資料」センター共同代表)
13:45〜14:05 『靖国神社』 制作 皆川芳造
14:05〜14:20 『学徒出陣』1943年 文部省映画
14:20〜14:35 トーク 荒井信一(日本の戦争責任資料」センター共同代表)
14:35〜14:50 休憩
14:50〜17:20 『出草之歌』上映
17:20〜17:35 トーク 井上修(『出草之歌』制作者)
17:35〜17:50 休憩
17:50〜19:50 『アンニョン さよなら』 上映
19:50〜20:20 トーク 古川雅基(『あんにょん サヨナラ』出演者)
20:20〜21:20 『生命之歌』

■7月26日(日)
13:00       開場
13:30〜14:00 トーク 張雲暉(映画『靖国』のプロデューサー)VS辻子実(キャンドル行動共同代表)
14:00〜16:30 『靖国』上映

主催:「平和の灯を! ヤスクニの闇へ」キャンドル行動実行委員会
   東京都新宿区三栄町8 四谷総合法律事務所気付
      TEL:03―3355―2841 FAX:03―3351―9256
      E-mail: peacecandle2006@yahoo.co.jp
      HP:www.peace-candle.org
 

湯の町姉妹

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 6月17日(水)14時01分9秒
   山田達雄「湯の町姉妹」、

 池内淳子とその妹は温泉旅館の娘だったが、妹にはが菅原文太の彼氏がおり結婚したがっていたが、姉の池内は真面目な眼鏡をかけたガチガチな女で本ばかり読んでいた。

 妹はそんな姉を気にしていたが、旅館には文学新人賞を受賞したばかりの沼田曜一がいた。

 湯の町姉妹の二人を描いているようで、それが中心という感じではなく、グランドホテル形式のように多くの旅館に泊まるカップルの話が次々と描かれていく。

 だから池内と沼田の話も中盤辺りになってまともに展開するものであって、前半の池内はまるで地味な脇役のようだ。

 周りには由利徹と愛人のカップル、実は由利の古い愛人だった小畠絹子と年下男のカップルなどなどがいて、そちらの話が前半から中盤にかけては盛り上がり、必然的に池内は脇役っぽくなっている感じである。

 しかし島倉千代子の協力で池内が眼鏡を外し、綺麗に化粧した辺りからは池内主演のお話となり、周りのカップルの顛末が同時に描かれるも、それはどうにも中途半端な顛末となっていって話がかたずいてしまう。

 結局どのカップルの関係も挿話もハッピーエンド的とはいえ、パッとしない幕引きとなっていくのにはちょっと拍子抜けするが、逆に池内と沼田の純愛話は妙に勿体つけた描写となって映画は終わる。(苦笑)

 新東宝映画なので随所に温泉に入るシーンや着替えのシーンなどを入れており、そんなサービスシーンがちょっと長いのでお話の展開が散漫になっているところもある。

 ダンスが踊れない由利徹が一人でカックンダンスみたいなのを踊っているのは笑わせる。

 結局なんということもない、中心を欠いている上その周縁も曖昧な描写な映画だが、新東宝的なカラーが一貫しているので妙にまったり見れてしまわないこともない一篇。
 

着流し百人

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 6月14日(日)13時37分26秒
   小沢茂弘「着流し百人」、

 水島道太郎がムショから出てくると、そこには水島を親分の仇と狙うヤクザ衆がいた。

 喘息持ちの水島を鶴田浩二が助け、二人は懇意になり水島が金沢まで行くのに鶴田も同行することになる。

 それを水島を狙わせた遠藤太津朗は苦々しく思っていた。

 金沢までの旅の途中に北島三郎や南利明などに出会っていくどこかロードムーヴィー型の任侠映画。

 タイトルバックで流れるサントラが長閑な西部劇調なように、真面目にやってるようで随分軽いタッチが所々に見受けられる。

 旅の途中で出会う彫り物師&壷振り師の女と水島の関係、または過去に非道なことをした遠藤と水島の関係などが徐々に明らかになっていく展開だが、いつの間にかお話が妙にまとまっていくという感じである。

 着流し百人ってのは出てくるヤクザ全員合わせて百人ぐらいということなのだろうが、だからか最後の殴り込みのシーンがちょっと長い気もする。

 途中北島以外にも遠藤の組の客人役で丹波哲郎や若山富三郎などが鶴田の敵役で登場するも、一宿一飯の渡世の義理の話がよく出てくるわりには、丹波も若山も大した葛藤もなく鶴田の仲間となって善玉役にすぐになっているところも軽い描写な感じだが、終わり方も見事勧善懲悪っぽく終わっていく。

 その辺りもうちょっと入り組んだ事情や葛藤を錯綜させて描いていればもっとドラマ的に盛り上がった気もするが、その意味では随分あっさりした一篇。
 

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