投稿者
 メール
  題名
  内容 入力補助動画検索<OBJECT>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ teacup.コミュニティ ]

投稿募集! スレッド一覧

スレッド作成 他のスレッドを探す

[PR] パート求人情報 景品 岡山の求人・転職 SSL 物流費
teacup. ] [ 無料掲示板 ] [ プレミアム掲示板 ] [ teacup.コミュニティ ] [ ブログ ] [ チャット ]

全100件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  |  《前のページ |  次のページ》 

太陽と血と砂

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 9月13日(日)14時04分41秒
   小野田嘉幹「太陽と血と砂」、

 松原緑郎は浜辺で三ツ矢歌子と仲良くなる。

 松原の姉、池内淳子はもうすぐ寺島達夫と結婚する予定だったが、海で二人でヨットに乗っている時モーターボートに乗った三人組に襲われ、池内は連れ去られレイプされる。

 レイプされて浜辺に棄てられた池内を見た寺島は一気にドン引きしてさっさと帰ってしまう。

 それもあって池内は絶望して自殺。
 弟松原は姉の死に疑問を抱き、寺島に問いただしレイプのことを聞く。

 そこから松原の復讐が始まった。

 新東宝B級アクションに復讐の情念が暗く燃えると実に濃いテイストの作品が出来上がる。
 これはその代表例のような作品と言える。

 恋人をレイプされたのに不甲斐ない寺島の情けなさと対照的に松原はどこまでもレイプ犯三人組を執拗に追うが、そこからの展開がそう単純じゃないところがいい。

 途中で3人にナイフで斬りかかった松原は殺人未遂を情状酌量にしてやるという警察にも反発して前科者となり、レイプ犯はお咎めなしとなる。

 その後少年院を出た松原は恋した三ツ矢がレイプ犯の一人の妹であることを知り、恋人をレイプするように犯し、出所後の復讐も一人一人に恐怖を味合わせて殺すという実に手の込んだことをする。

 それだけでなく、松原は姉はレイプ殺人ではなく、あくまで自殺したという事実を鑑みてレイプ犯一人一人と自分も命を賭ける勝負をして相手を死に至らしめるのである。

 最後の三ツ矢の兄と体を縛っての水上スキー対決には三ツ矢を自分が犯した罪を背負って対決すると言う。

 最後はレイプ犯は溺死、しかし松原もそれを狂ったように笑って見届けてから溺死してしまう。

 この出所後の松原の不気味なまでの論理的な公平さを貫いた復讐が、それがあまりに冷静に状況を認識しているが故に歪な形となり狂気の色がその姿態に浮き上がっていくところが秀逸である。

 最初は一見単純な復讐劇なようで、レイプ犯側の日常に絶望した心性すら描きながら、松原の不気味な状況把握が復讐劇の歪さと狂気を浮び上がらせている新東宝活劇中でも出色な怪作と言える一篇。
 

からす物語

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 9月 9日(水)13時58分27秒
   小林大平「からす物語」、

 田舎に住む少年はある時怪我をしたカラスを拾い、怪我の手当てをしてやる。

 カラスが気に入った少年はその後もカラスに餌をやり育てるが、空に放してやってもカラスは少年のもとに戻ってくるようになる。

 しかしこのカラスが隣の偉いらしい老人の庭の植木を無茶苦茶にしたことで老人は怒り、少年はカラスを飼えなくなってしまう・・・。

 東映児童映画らしい簡潔さで描かれた動物もの。

 少年とカラスの心温まる交流が描かれている・・・といっても昨今の動物お涙映画のようなお涙シーンをわざとらしく作ってはおらず、お話を淡々と進める中で多少描いている程度でそう無駄なシーンがない。

 また後のイラン映画のような田園地帯や雑木林の中を走る少年のシーンも美しい。

 ただ昨今では街中でカラスが増殖しこの映画の老人が蒙ったような被害が増大しているので、今の時代、これを少年とカラスの感動的な交流・・・・といってもちょっと微妙なところがなくはないだろう。

 このようにカラスに街中で餌を与えて手なずけて近隣住民に迷惑かけたという話を聞いた事もあるし、動物愛護の気持ちはわかるし、今でも伝わるだろうが、普段カラスに荒らされている街中の公民館で教育映画として公開したら・・・やはり微妙だろう。(苦笑)

後半カラスが二度目の植木滅茶苦茶騒ぎを起こし、とうとう山本礼三郎の老人がカラスを撃ち殺せと命令し、発砲されるに至るが、周りの老婆や少年の親たちは同情ムード、そこで山本老人は「むはははは」と意味不明なリアクションをするのが変だが、それはラストのハッピーエンドの伏線であったことが判明して映画は終わる。

 実に端的な映画だが、無駄のない簡潔さと田舎の風景の美しさが審美的にならずあくまでドラマ展開の中で生かされて描かれている一篇。
 

月が出た出た

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 9月 6日(日)13時51分30秒
   志村敏夫「月が出た出た」、

 小林桂樹はバンドマンだがいつも喧嘩が絶えなかった。

 ある時小林は自分の過去を回想する。

 元々小林は社長の息子だったが、父は横暴な拝金主義者で小林は反発、そのまま召集令状が来て、出征前に芸者の花井蘭子とデキてその後花井に別れを告げて戦地へ出向くが戦後密かに復員していたのだった。

 その後はバンドマンとして生きていたが、父は息子は戦死したと思っており、最後に花井と小林が付き合っていたことを突き止め、花井はもう死んでいたが二人の間に出来ていた子供が妹分芸者の星美千子に預けられている事を知り、孫を奪おうとするが、そこに子供が自分の息子とは知らない小林がやってきて子供を守る。

 新東宝歌謡映画のお気楽さとコミカルさの間で小林桂樹だけシリアスに芝居している映画。

 内海突破の太鼓持ちがコメデイリリーフ的に動き回って笑わせるが、まあベタなコミカルさである。
 しかし素面だと普段の日常生活の記憶にも事欠くほど物忘れが激しいのに酒を飲むとグーグル並みの検索エンジンになってしまうキャラはわりと面白い。

 随所に芸者の歌や踊りが挿入されるが、その合間に子供を巡っての父と息子の攻防戦が描かれる。

 この子供が児童劇団っぽい芝居もせず、実に自然にそこらの子供っぽいのが中々いい。

 結局最後孫を手に入れたい父の子分を殺して子供が自分の息子だと知りながら逮捕される小林だが、ここで父親は逮捕されて連行される息子を、まるで子供を気遣う可哀相な親みたいな顔して見送るのだが、そもそも息子がそんなことになったのも子分が死んだのも全部このラスボスである親父のせいなのに・・・・最後が妙に取ってつけたような父子ものの終わり方をしているのが変と言えば変である。(苦笑)

野天気なわりにお話はわりときっちり描かれているしベタな笑いとの絡みも悪くないが、ご都合主義というか妙にギクシャクしたところもなくはない一篇。
 

黒い画集 寒流

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 9月 2日(水)13時48分38秒
   鈴木英夫「黒い画集 第二話 寒流」、

 池部良は学生時代からの知り合いの平田昭彦の銀行常務に目をかけられ、支店長になるが、その支店の融資先の料亭女将・新珠三千代と恋仲になる。

 しかし新珠に出会った女癖の悪い平田はすぐにゴルフ旅行に誘ってアプローチし、新珠も新たな店の出店のための融資の話をちらつかされ、平田に傾いていく。

 池部は妻が新珠との仲を疑って自殺騒ぎを起こしたことに翻弄されるが、その上平田に傾き出した新珠にも別れを告げられる。

 怒った池部は平田に復讐しようとするが・・・。

 松本清張原作のノワールチックなサスペンス映画。

 前半実にあっさりと真面目だった池部と新珠が結ばれるが、新珠に入れ込みすぎるほどに池部が人生を狂わせていく様が描かれている。

 しかし新珠は平田にも明らかに金のためだけに抱かれており、結局はしたたかな新珠に二人の男が手玉に取られている話にも見える。

 新珠は池部の妻が自殺騒ぎを起こした話は聞いて、池部に「みっともない話はいや、あなたまでみとっともなく見える」と言って別れを言うが、要は金で平田側に寝返っただけの話である。

 その上平田にまで「体は許しても心までは」と言い、いかにも池部をまだ愛していると言いたげで最後もそんな顔をしているが、そんなものはしたたかに人を利用している自分に対しての言い訳をしているだけの話であり、結局最後まで他人にも自分にもしおらしい顔をする新珠ファムファタールに翻弄される男共の話といった感じである。

 しかし映画の主軸は池部がどれだけ平田にちょっと姑息な復讐やリークを試みても大組織の前に締め出しを食らい四面楚歌の孤立状態の追いやられる非情なプロセスを描いている。

 ラスト無残に孤立状態で動きを止めてしまう池部の絶望的な姿で映画は終わる。

 まあ恨みがあるとは言えちょっと卑劣で姑息な復讐行為ばかり繰り返す池部に共感は出来ないところもあるが、しかし組織にも総会屋・志村喬にも騙されていく池部の凋落プロセスの暗転ぶりと絶望的で孤独なラストとなるところは鈴木英夫らしいと言える。

 鈴木作品としては佳作ぐらいの出来だし、池部がどのように大組織に一杯食わされていくのかが具体的には描かれていないのが抽象的すぎるようにも思うが、しかし逆にそれが組織の巨大な壁感を表現しているとも言える一篇。
 

燃える勇者

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 8月30日(日)13時46分47秒
   土橋亨「燃える勇者」、

 真田広之はアフリカに行きたがっていたが無賃乗車した貨物の行き先が違い日本に残る。

 ある時町で暴走する荒馬を手なずけたことから馬の飼い主の牧場の世話になるが、そこの娘の伊藤かずえの兄貴、千葉治郎が事故死する。

 しかし千葉の友人の勝野洋は千葉は殺されたと睨み、町を牛耳る安部徹の会社に乗り込む。

 そして勝野は実は安部の会社は兵器を開発していると睨み、その捜査と恐喝のために真田に協力を要請するが真田は断る・・・・。

 若き真田広之のアイドル映画風アクション映画・・・・にも見えるがさすがにアクション監修が千葉真一でジャックの面々がアクションシーンをこなしている上、真田も自分で危険なアクションシーンを演じているのでしっかりした活劇になっている。

 特に要塞基地のような安部の会社工場に真田らが乗り込んで屋根ずたいに戦うアクションシーンには生な魅力があり、また終盤の貨物車に乗っての追撃格闘アクションにも映画的な活劇性が充満した画面の中、激しい格闘や危険なアクションが描かれていて、今のCGアクションが主流になった時代に見ると、その生々しい活劇性に映画としての魅力が逐一宿っているのがよくわかる。

 お話の筋立ては簡素なもので大した話でもなく、真田がそれまで敵対していた安部側に雇われたもんたよしのりのバイク軍団と「ロックで手打ち」となるシーンで演奏が始まると、いきなり一人だけ異様にテンションが上がってアクロバティックなダンスをして暴走しはじめるシーンなど笑わせるし、真田がやむをえない事情で去った後、真田が恋しい伊藤かずえがノートにジョーの名(真田の役名)を何回も書いてるシーンも苦笑せざるをえないが、しかしながらアクションシーンだけは中々気合いの入ったものになっており、それだけでも映画としての魅力は十分あり評価に値する一篇。
 

特別上映会のお知らせ

 投稿者:TAMA 映画フォーラム実行委員会  投稿日:2009年 8月29日(土)00時40分28秒
  突然の告知失礼いたします。不適切であればお手数ですが削除願います。

チベット僧パルデン・ギャツォ氏の33年の投獄と非暴力による静かな闘いを通して、チベットの人々の苦難の歴史を再現したドキュメンタリー映画『雪の下の炎』が多摩市で上映されます。
日本人女性、楽真琴(ささ まこと)監督は北京オリンピックに反対の意思示すハンガーストライキ中のパルデン氏を記録し、人間が持つ強靭な精神をカメラに収めることに成功しました。今回の上映会には、ニューヨークより楽真琴監督をお呼びして、貴重なお話を聞くことができる機会です。是非ご来場下さい!!

■日時・会場■
 2009年9月23日(水・祝)
 会場:ベルブホール(多摩市永山公民館)
 (ベルブ永山5F・京王・小田急線永山駅下車徒歩2分)

■入場料■
 前売:大人:1000円
 当日:大人:1200円 こども:800円
 (大人は13歳以上、こどもは4歳〜12歳・当日券のみ)

■チケット販売■(発売中)
 ベルブ永山(休館日・祝日を除く午前9時〜午後5時)
 多摩市役所売店
 聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7階「喫茶風」
 多摩センター「福祉ショップきずな」

 インターネット予約
 http://www.tamaeiga.org/modules/tinyd4/rewrite/tibet/index.html

■スケジュール■
 11:30-12:45 第1回上映
 12:50-13:30 楽真琴監督トーク(第1回)
 14:00-15:15 第2回上映
 15:20-16:00 楽真琴監督トーク(第2回)
 16:30-17:45 第3回上映
 18:15-19:30 第4回上映

◆主催・お問合せ◆
 TAMA映画フォーラム実行委員会

http://www.tamaeiga.org/modules/tinyd4/rewrite/tibet/index.html

 

ドロップ

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 8月26日(水)14時09分14秒
   品川ヒロシ「ドロップ」再見、

 不良に憧れる成宮寛貴は私立中学から公立に転校する。

 髪を赤くし不良スタイルなボンタンで登校するといきなり水嶋ヒロらの不良グループに呼び出され決闘になりボコボコにされるが、すぐに成宮は彼らの仲間になる。

 そこから成宮はいつも仲間とつるんで他の学校の不良と喧嘩三昧の生活になる。

 周りは心配するも成宮はさらに暴走気味に・・・。

 芸人品川ヒロシの自作の小説を映画化した第一作。

  原作は漫画にもなっているのでそれが映画の中で随所に挿入される画、それがちょっと懐かしい。

 初監督作にしては、というより芸人として漫才やコントをやってきた経験が映画のテンポやリズム、台詞の間合いなどに厳しく生かされていて、それでいてそれほど映画でコントや漫才をやっている・・・というわざとらしさもなく、ちゃんとドラマを構成するテンポと間合いになっているところには新人監督なのに熟練した喜劇演出の腕前を感じさせる。

 遠藤憲一と哀川翔の「バカヤロ」と「このやろ」の掛け合いも妙に笑わせる。

 ヤンキー映画に笑いは付き物だが、その笑いがベタにならず、あくまで会話のテンポと台詞と間合いと、そして北野武の影響のようなカット繋ぎで成立させているところは中々念が入っているようにすら思わせる。

 確かにお話はかなりまとまりすぎてるようにも思うし、不良のダークな部分は薄く、笑って泣かせる按配がしっかり構成されすぎているというかセパレートされすぎている感もあるが、高校生になっていきなり昔の知り合いが喧嘩をおっぱじめ、それに成宮らが巻き込まれるのを一瞬のワンカットで繋ぎ、そこにちゃんとツッコミ台詞で応酬しているという念の入った省略描写など中々秀逸である。

 エンターテイメントの受けどころをただ要領よく抑えているだけではなく、細部の描写に新人らしからぬ、というより芸人だからこそこだわっている熟練した描写の仕方が息ずいている秀作な一篇。
 

喜劇 女は男のふるさとヨ

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 8月23日(日)13時46分33秒
   森崎東「喜劇 女は男のふるさとヨ」再見、

 ストリッパーの斡旋所をやっている森繁久弥と中村メイコのところにある日ストリッパーの倍賞美津子が帰って来る。

 倍賞は旅先から送った金が500万となり落ち着こうと思っていたが、昔のヒモに暴力バーに連れていかれる。

 倍賞奪還のために森繁はバーに乗り込むが叩きのめされ、警察もアテにならないので妻の中村はバーにクソの入った肥桶を蹴り入れて大騒ぎになる。

 すぐにヤクザが報復にやってくるが刑事が出動してなんとかなるものの、倍賞は自分のせいだと思って自動車修理工の河原崎長一郎と共に車で旅に出る。

 ストリッパー斡旋所に集まるアウトサイドな渡世人のような生き方をする女の生活と人生などをコミカルに描いた喜劇。

 しかし松竹大船喜劇的ではなく、東映&松竹ののようなヤクザな連中が一杯出てくるところは森崎らしい。

 倍賞のたくましいけど、どこか寂しさと孤独感を抱えた人情味あるストリッパーの姿や緑魔子の弱々しい女が徐々に自分なりに生きていく姿がよく描かれているが、この映画はそれを心配して見つめる中村メイコがとてもいい。

 中村メイコがいわばこの裏社会的なところで懸命に生きる女たちの感慨をよく理解している姿がしみじみ描かれ、自分もヤクザに報復したりと破天荒な行動を取るファンキーさなどもよく描かれている。

 森繁はその意味ではちょっと地味目な役どころだが、それでも出すぎず引っ込みすぎずいい按配の存在感を見せている。

 ヤクザっぽい題材ながらちゃんと人情が描かれ、その上で人間の身体的アクションを狭いフレームで捉えた描写に映画っぽい味をみせ、そこでまたきちんと喜劇として楽しませてくれる中々よく出来た一篇。
 

深夜の市長

 投稿者:鳴海昌平  投稿日:2009年 8月19日(水)13時58分0秒
   川島雄三「深夜の市長」、

 冒頭ある銀行員が殺される。5年後復員してきた安部徹はその銀行ギャング事件で処刑された兄の無実を信じていた。

 それで新聞記者神田隆と当時の事件を知っているらしい男を探していた。

 5年前の秘密を知っている男は、事件を起こした一味から秘密漏洩を恐れられつけ狙われていてある時襲われるが安部に助けられる。

 それを陰から見ていた男は深夜の市長と呼ばれる月形龍之助だった。

 深夜の市長は実は安部の兄とは同志だった男で、そのことで単独で探りを入れていた。

 思想犯くずれの深夜の市長と極道、それに無実の罪で兄を殺された若き安部徹の攻防を描いた映画だが、まずは後にこの映画の黒幕的悪漢のような役を得意とするようになる安部徹が誠実な正義漢役で主演しているのが感慨深い。

 それに協力する記者がこれまた悪のボス役で後に鳴らす神田隆というキャストの妙もなかなかである。(苦笑)

深夜の市長こと月形龍之介はいつもトレンチコートにハット帽というハードボイルド探偵のような格好をしており、みんなから市長、市長と呼ばれたり、「あ、あれは深夜の市長だ!」と言われたりしているが、自分でも「私は深夜の市長だ」と言うのがなんか可笑しいが、市長にしては政治犯だし思想的混迷に陥った後ヤクザの仲間に入るという・・・・何を持ってして市長なのかが判然としないところはある。(苦笑)

しかしこの映画ではあくまで自他共に深夜の市長ということで厳然と通っているのである。

 状況がいささか流動的に描かれているのでちょっとややこしい関係がわかりにくところもあるが、別に複雑な映画というわけでもなく、最後は活劇的な結末を迎える。

 犯罪ものにしては迫力がなく、人間ドラマにしては状況の流動性が克明な人間描写に至らしめない・・・・というところもあるが、だんだん後半になるにつれてドラマの骨格が鮮明になっていくところはある。

 川島雄三作品として傑出した出来とは言い難いが、悪くはない一篇。
 

岡村淳 ドキュメンタリー映像上映会

 投稿者:サウダージ・ブックス  投稿日:2009年 8月19日(水)11時12分1秒
  上映会の告知をさせていただきます。

来る7月28日、東京茅場町のギャラリーマキにて、在ブラジルの記録映像作家、岡村淳さんのドキュメンタリー作品の上映会を開催します。「ブラジル移民の植物学者・橋本梧郎先生の悲願の旅の同行記録」(岡村淳)。昨2008年8月、南米ブラジルにて、95歳で逝去された橋本梧郎さんを追悼する上映会です。作品上映のあとには、監督によるトーク & 懇親会も予定しています。どうぞ、ふるってご参加下さい。席数に限りがあるので、予約をお願いいたします!

***

岡村淳 ドキュメンタリー映像上映会

「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」(2005年/ 103分)

2009年7月28日(金) 18:30 上映開始(18:15 開場)
会場 ギャラリーマキ(東京・茅場町)
(アクセスはこちら→http://www.gallery-maki.com/map/

入場無料・カンパ制 / 30名限定 要予約
予約・問い合わせは、 saudadebooks@aol.com までお願いいたします。

***作品紹介***

ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌
2005年制作/103分
制作・構成・撮影・編集・報告:岡村淳

満92歳を迎えるブラジル移民の植物学者・橋本梧郎先生の悲願の旅の同行記録。未知の植物にあこがれ、軍国化する日本に背を向けて21歳にして橋本青年はブラジルに渡った。以来、名声とも金銭とも縁のないなか、在野の立場から植物の採集と分類に没頭してきた。近年、体調を崩して再びフィールドに出ることを危ぶまれるようになった橋本先生の最後の夢は、地上最古の秘境といわれるベネズエラ奥地のギアナ高地の旅だった。篤志家の出現と奇跡的な体調回復で2005年1月、ようやく現地入りが実現した。しかし現地では予期せぬトラブルが続出。旅のメインの目的、「神々の家」とインディオたちが呼ぶテプイ:テーブルマウンテンを目前にするのだが…岡村は10年来のお付き合いを続ける孤高の博物学者・橋本梧郎先生に、生きる意味を問い、「地上最古の秘境」からこの星にあることの意味を探っていく。(岡村淳)

***

岡村淳HP
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/

ギャラリーマキHP
http://www.gallery-maki.com/

サウダージ・ブックス
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/
saudadebooks@aol.com
 

以上は、新着順21番目から30番目までの記事です。 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  |  《前のページ |  次のページ》 
/10 


[PR] 美容皮膚科